この前言ってた、読みたい本のリスト。このあと猛烈に増えて現在54タイトル。
今、図書館で借りて読んでる本がこれ。
図書館の新刊コーナーの棚で発見して、本を読むエネルギーが弱まってる時期だからどうしようかと悩んだけど、本って出会いだから、次借りようと思っても貸し出し中でみつからないことが多いから、興味持った本は借りよう!と思った。
まだ最初のほうしか読んでないけど、これ、すごくおもしろいです。まずつかみ(プロローグ)が最高。坂本龍一と中沢新一の対談集『縄文聖地巡礼』からの引用で始まっているのだけど、モンタージュ理論というのは狩猟と編み籠の技術であり、人間のつくりあげる文化はこのふたつを発展させているだけであるっていうね。(このふたりがこの発言をしたわけではなく、有名な映画監督の言葉)
ええ?これってそういう本だっけ?って思うけど、でもそんなの関係ないってくらい興味深いでしょう。ここまで興味をひかれちゃうと読み進めるエネルギーが湧いてくるよね。著者は、「縄文人はなぜ死者を穴に埋めるのか」という疑問に、考古学だけではなく様々な学問から知識を取り入れて自分なりの答えを出そうとしている。まだ序盤しか読めてなくて、共通の祖先からチンパンジーとヒトにそれぞれ進化してからの600万年のあいだに獲得した「認知的流動性」という能力とか、宗教と信仰の概念はわけて考えなくてはいけないってあたりなんだけど、私は信仰とか疎いからそっちも勉強したいなあって思う。あとやっぱり縄文時代についても。読んでてここの部分をもっと知りたいって思える本が私にとっての良い本のひとつ。
縄文!縄文!