ウルトラ激辛カレー!!!(大盛)

辛いというよりしょっぱい毎日。

掃き溜めのブラックジャック

ガンバレ☆プロレス藤田ミノルのマイクがすごいから見てみて。DDT公式のレポートで見れるよ」というメールが届いた。もちろん夫から。(この人、ほんっとにこんなメールしかよこしてこない。)

同時に届いた「あと、Youtubeで買い出し専務もみた方がいいよ。坂井監督の最新作。でもこれはみなくてもいいかも。暇ならどうぞ…」はとりあえずスルーして、DDTの公式サイトでガンプロの試合レポートを探す。

 

藤田のマイク、長かった。普段、自分のことを語る男じゃないの、藤田ミノルって。そんな藤田が喋った。

 

・4歳と1歳の娘がいること

・娘が成人するまでのあと20年、プロレスで食っていけるかどうかわからないこと

・だから接骨院の先生になるために学校に行っていること

・学校の合間を縫って、プロレスを続けていること

・東京に居たかったけど、家族の反対にあって今は福岡に暮らしていること

・朝、こどもを保育園に送ってから夕方まで時給で働き、夜は学校に通っていたこと

・帰ってくるころには家族はもう寝ていて、暗い部屋でひとりでご飯を食べていたこと

・そんな生活を3年間、続けてきたこと

 

「頑張って頑張って、頑張ったつもりだよ。でもな何か頑張ってたつもりでも、頑張ってなかったのかな? 歯車が狂うんだよ。」

 

そして

・片手間でやっているプロレスが楽しすぎて勉強してなくて留年したこと

・浮気が理由で離婚されたこと

・気付いたらパチンコ屋の寮にひとりで住むことになっていたこと

・自分にはプロレスしかないから新日本にでものりこんでやろうと思ったけど両親に「せめて学校だけは卒業してくれ」と言われてそれもできないこと

・もう自分には何も残っていないこと

 

藤田ミノルに思い入れがある、と言っても最近は「今はどこの団体にあがっているんだろう」と思うだけでチェックもしてなかった。そんな私が思い入れなんて単語を使ってはいけないのかもしれない。でも、大日本所属だったときに大切な日高戦をぶち壊されてお互いに肩を貸し合って泣きながら体育館を後にする映像を私は知っているし、ゼロワンでの入団発表の時はちょうど私は会場にいてとてもうれしかったし、高岩との金網戦、受けて受けて耐えて耐えて日高につないで勝ちにいくというこのタッグのスタイル、ディファカップで会場中のお客さんの声援を受けて粘りまくってなお勝てなかった丸藤KENTA戦、そんな感じで藤田ミノルの記憶はたくさんある。

 そんな藤田ミノルの長い独白は、堪えた。

今も消化できてない。

プロレス一本で食っていけるレスラーなんて本当に数少なくて、ほとんどの選手は別に仕事をもっていたりする。団体が飲食店を経営している場合も多い。ここらへんの、『ビヨンドザマット』『レスラー』的なことに対しての私の姿勢、考え方は、言葉にできるようになったら書こうと思う。

 

 

藤田ミノルのガンプロにあがる理由。

自分がどんぞこから這い上がれない状況で偶然みつけた「ガンバレガンバレ」って言ってる同級生の大家健が、とても輝いて見えてうらやましかったから。福岡で上映されたプロレスキャノンボール2014を観に行って、スクリーンの中のボロボロの大家健がまぶしかったから。

だから、大家健に助けをもとめた。

「どんな助けだかわかるか? 友達として俺と同じ目に遭ってもらいたいんだよ。オマエが頑張って頑張って頑張っても、気がついたら独りぼっちになってる状況をオマエにも味わってもらおうと思ってな。これ何て言うかわかるか? ただの逆恨みだよ。」

これからミノルは、ガンプロにあがっているレスラーひとりひとりを潰して、大家をひとりぼっちにするとのこと。

 

はっきり言って、大家に同情はできない。ミノルがガンプロにあがるってことになったときに、彼のプライベート(家族がいる、学校に行っている、地方に住んでいる等)を喋ってしまったのは、応援したい、みんなにも応援してほしい、という親切心だったのだろうと思うけどうかつだった。そういうところ、大家はだめだ。

 

私は、これからのガンプロが楽しみです。

大家はもっとボロボロになってもいい。まだ足りない。一皮も二皮もむけてない。もっとむけろ。ボロボロになっても「ガンバレ」って言い続けろ。人にガンバレって伝えるのは、そういうことだ。

そして藤田ミノルは大家をひとりぼっちにしていく過程で、どんどん輝いていくのだろう。